最短で上達するのは独学とドラム教室どちら?長所と短所まとめ

ドラム教室と独学、どちらが最短で効率よく上達できるのかを解説。また、各々のメリット・デメリットについても詳しく紹介しています。

はじめに

本ページは、ドラムを独学すべきか教室に通うべきか迷っている方へ向けて、決断するために役立つ情報を掲載しています。

内容は、教室に通うべきか検討する手順、独学・教室利用それぞれの長所と短所など。

結論として、短期間で上達したければ教室利用、出費を抑えたければ独学をおすすめしています。

教室に通うべきか検討する手順

独学と教室利用、どちらが自分に合っているか判断するため、まずは情報収集です。

以下の手順で判断に役立つ情報を集めてください。

1.独学する場合と比較

独学と教室利用を比較して、どちらが自分に合っていそうか検討してください。本ページでも、それぞれのメリット・デメリットを紹介しています。

下画像に、教室利用が合っている5タイプをまとめたので、そちらも参考にどうぞ。

who should learn at a music school?

2.各ドラム教室の要点を確認

とりあえず、近場のドラム教室公式サイトなどへ目を通してみましょう。

教室について注目すべき点は下画像の通りです。

points compared to see which school is the best

3.教室の無料体験レッスンを利用

各音楽教室を比較して、自分に合っていそうな所があれば、体験レッスンを申し込みましょう。

体験レッスン予約から当日までの流れは以下のようになります。

  1. 教室公式サイトで予約

  2. 日程確認の連絡を受け取る

  3. 当日教室を訪問

  4. 経験や目標について簡単な打ち合わせ

  5. 個人レッスンを実際に体験

  6. 教室説明を受けて気になることを質問

  7. 入会判断を持ち帰り検討 (体験当日の入会も可能)

4.教室利用の有無を判断

ここまで集めた情報を基に、教室へ通うか、独学するか判断しましょう。

短期間だけ教室へ通う、独学しつつ時々教室を利用する、といった方向性も検討してみてください。

ドラムを独学する場合

ドラムを独学する場合

ドラムの独学は可能です。

近くの音楽スタジオへ、個人練習の予約をしましょう。

そしてまず、基本的な技術を学びます(例:8ビート)。教則本やネットで練習方法を調べましょう。Youtubeのドラムレッスン動画も参考になります。

基本技術を身に着けたら、次は曲の練習です。好きな曲で構いません。

バンドスコアへ目を通すだけでなく、叩いてみた動画を参考に、演奏を解析するのもおすすめです。

ここれまで来ると、ポップスやロックであれば問題なく演奏できるはずです。後は数をこなしていきましょう。

独学のメリット・デメリット

メリット1:必須費用はスティック代とスタジオ代のみ

独学最大のメリットは費用を抑える事が出来ること。

ドラムセットは音楽スタジオに用意されているため、最低限スティックがあればOK。

スネアドラムの上で交差するよう置かれたドラムスティック
▲最低限スティックさえあれば練習可能


なお、スティックは1000円前後で購入可能。音楽スタジオは個人練習利用なら1時間600円程度です。

メリット2: 好きな時間に練習可能

練習のタイミングを自分で決めることが出来ます。

忙しく、まとまった時間を持てない社会人でも、スキマ時間を有効活用すれば独学可能です。

デメリット1:軌道修正が難しい

独学の場合、客観的な助言が無いため、演奏方法や練習メニューが間違った方向へ進む事も。

例えば、スティックをぎゅっと握りしめてドラムを叩く、力任せの演奏をする、など。これでは一向に上達しません。体を痛めることもあります。

闇雲にやっても上達は望めません。独学で成功するためには、軌道修正力が必要です。

デメリット2:練習がおろそかになる

独学の場合、1度気が緩むと、練習から遠ざかる事が多々あります。練習をサボっても誰にも怒られません。

始めたては特に、曲が叩けないため、主に基礎練習を行います。

ここを乗り越えるとドラム練習はとても楽しいです。しかしひとりでは耐えられず、辞めてしまう人も...。

ドラム教室を利用する場合

ドラム教室を利用する場合

教室選び

まずはドラム教室を探します。教室公式サイトへ目を通して、良さそうであれば体験レッスンを利用して下さい。

体験レッスンでは、講師の人柄やレッスン内容を確認しましょう。レッスンはマンツーマンで行う事が多く、講師との相性が大切です。

自分に合う教室が見つかったら入会します。料金相場は60分あたり約3000~6000円です。

必要な道具

ドラムセットはレッスンスタジオに用意されています。が、マイスティック・マイペダルは用意した方が良いです。慣れが演奏に影響を与えます。

予算はスティックが1000円前後、バスドラムのペダルは1万円以下といったところ。

レッスン内容

多くの音楽教室は生徒のレベル、目標に合わせてレッスンを行います。

「このドラマーのように叩きたい」「この曲が演奏できるようになりたい」など、目標を講師と共有しましょう。

早く上達したいのなら、レッスン回数や自主練習時間を増やしてください。

特に、スティックワークは毎日の積み重ねが大切。仕事で疲れていても5分、スティックを握ること!

ドラム教室のメリット・デメリット

メリット1:モチベーションの維持

教室を利用すると外部からの刺激が多く、モチベーション維持に良い影響を与えます。

例えば、講師との信頼関係。「親切に教えてくれる先生のため、一生懸命取り組まなければ!」「成長した姿を見せたい!」という気持ちが芽生えます。自主練の集中力も向上するでしょう。

スネアドラムとシンバルを叩く人
▲講師の存在は生徒のモチベーションに強く影響する


また、誰かに見守られているという状況下のため、練習をサボる事も無くなります。

志半ばでリタイアせずに済みます。

メリット2:最短で上達できる

ドラム講師が付いていれば無駄な練習で時間を浪費する事はありません。

講師から見て、生徒の弱点は一目瞭然です。それを克服するために必要な練習を提案してくれます。

講師の助言を受け入れることで、着実に上達出来ます。

デメリット1:お金が必要

スタジオ個人練習(1時間600円程度)と比べると、ドラムレッスン(1時間3000~6000円前後)は価格がかなり高いです。

コスパに関しては、ドラム教室が劣るとは必ずしも劣るとは言えませんが...(必要な練習に絞り、短期間で上達することで、独学よりも練習時間は短く済む傾向にあるため)。

デメリット2:講師と険悪になる可能性

ドラム講師も人である以上、感情があります。生徒が遅刻したり、レッスン受講の態度が失礼過ぎると、人間関係が険悪になることも。

そもそも相性が悪い講師だと、レッスンが苦しい時間に。

こうなってしまうと、通い続けるのは厳しいでしょう。

独学とドラム教室利用の比較表

ドラム教室と独学それぞれが優れている点について下表にまとました。

比較ポイント独学教室
費用-
時間-
道具
効率-
真剣度

とはいえ、必ずしも表の通りとは限りません。

例えば、時間の項目。一部のドラム教室はフレックス制を導入していて、日時を柔軟に調整してくれます。その場合、音楽スタジオを借りる際の時間調整と大差ありません。

いずれの場合も購入すべきドラム用品

メリット・デメリット欄で紹介したスティックのほか、練習パッド(自宅用)、メトロノーム、バスドラムのペダルの3つがあると練習が捗ります。

メトロノーム
▲▲リズム感を身に着けるため必要なメトロノーム


製品の練習パッドは3000~4000円しますが、ほぼ壊れる事がないので、1度だけの出費と考えれば高い買い物ではないでしょう。なお、練習パッドはDIYも可能。ホームセンターで数百円で材料を用意出来ます。

メトロノームは、スマホで利用できる無料アプリでもOK。もしくは楽器店で購入しましょう。

バスドラムのペダルは音楽スタジオにも用意されています。が、マイペダルを持っていると、スタジオが変わっても普段の感覚で踏めます。おすすめです。

おわりに

とにかく安さを追求する方は独学、時間効率を追求する方はドラム教室の利用が最適です。

もちろん、「基本は独学、壁に当たった時にドラム教室を利用」もしくは「はじめはドラム教室に通い、基本が身に付いたら独学に切り替え」でも良いです。

ただし、ドラム教室への即入会はおすすめしません。まずは体験レッスンで講師との相性やスクール全体の雰囲気を確かめてから判断してください。

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