女性におすすめの話し方の本なんて無いけど、一応2つ紹介する

話し方を改善して良い印象を!そのため本を探しているあなた、それは意味がないかもしれません。その理由と、一応の本紹介、そしてより最適な選択肢を解説します。

おすすめ話し方の本が無い理由

女性におすすめの話し方の本が無い理由、それは読んでもほとんど意味が無いから。つまり、いくら多くの本を読んだところでより良い話し方を身に着けることは出来ない、これに尽きる。

【これが全て】結局、どの本も内容は殆ど同じ

話し方の本はめちゃくちゃたくさんある。しかし、実はどれも書いてある内容は殆ど同じだ。これは何も私個人の考え方ではない。一般的にそうであると言われているし、本当にだいたいそうだ。


・しっかり声を出して表情豊かに

・分かりやすく手短に伝える

・相手の話をよく聞く(自分も同じ...とか、でも...と遮らない)

・相手に興味を持つ

・いろんな事に興味を持つ(趣味があったりニュースをチェックしたりで扱える話題が増える)


だいたいこの4つはどの本にも書かれている。つまり、たくさんの話し方の本を読んでも同じ内容を繰り返しなぞっているだけで意味がない。


それではなぜどの本も違う内容に見えるのかというと、それは言葉遊びの類だったり、どんな人が本の著者になっているか程度の違いである。

例えば前者でいくと、相手に興味を持つ、と相手に思いやりを持つはほとんど同じだったりする。後者でいくと、有名人Aさんが語る、と有名人Bさんが教える、だとそれぞれネームバリューやキャラクターが違うのでパッと見て受ける印象が違う。

読むのが好きなだけなら話は別

あなたが単純にそういう本を読むのが好きなだけ、であればそれはまた別の話。好きな本であれば読んでも構わない、こちらとしても引き留める理由はない。

ぶっちゃけ、読むのが好きなだけならネット上に無料で公開されているものもあったりするので、そちらを読んだ方が金銭的に余裕だとは思うけどね。

あと、本を2冊読むなら1冊読んで、もう1冊読む時間の代わりに学んだことを行動に移す時間に充てた方がいいのでは。

新しい事を学ぶ姿勢は最強!

ここまで話し方の本好きな方にとってはネガティブな事ばかり言ってきたが、自ら「本を買って、勉強して、より良い話し方を身に着けよう」という姿勢は最強。この姿勢は話し方だけではなく全ての事に通ずる。

当然、何も考えず何もしないよりは良いのだ。

あくまで選択する手段を間違えているだけなので、そのことに気づいて方向を修正すればよいだけの話だ。

「一応」紹介する2つの本

「それでも話し方を解説する本が知りたい」という方のために、一応厳選した3つを紹介する。なお、ここまで繰り返し述べてきたが、これらの本を読んだところで本当に話し方が改善されるか、という点は定かではない。

「聞く力」by 阿川佐和子

アナウンサーの阿川佐和子さんと言えば、私の世代だと「ビートたけしのTVタックル」が一番に思い浮かぶ。が、もちろん様々なテレビ番組や週刊誌の企画で、訪れたゲストと会話を行っている。

スタジオでゲストを迎えて、その方々から話を引き出す「ホスト」としての役割を担ってくる中で培ってきた、コミュニケーションに対する考え方、が本の中で解説されている。

「銀座No.1ホステスの心をつかむ話し方」 by 水希

うって変わって、こちらは元ホステスさんであり、心理カウンセラーも務める作者による本。アナウンサーとホステスは一見違うように見えて、どちらもゲストを迎える「ホスト」であるという点では同じ。

違いと言えば、目の前に酒があるかどうかという感じ。

どちらの本でも、相手に興味を持って、相手の好みに対応して、気持ちよく会話する、という内容がほとんどだ。

話し方を改善するための選択肢

本を読む以外に、話し方を改善する方法はいくつかある。

ネットの無料記事を読む

本を買わずにネットの無料記事を読むことでも、断片的な知識は得られる。ちなみに内容は本とほとんど同じだったりする(繰り返し述べてきたが)。

本のように体系的にまとめられてはいないが、どうしても文字を読みたいならそちらもおすすめ。

周りの人々を良く観察する

学校や仕事場、テレビ・ラジオ番組、YouTuberなど、普段ボーッとしているのがもったいないくらい、観察対象は多岐にわたる。皆がどのようにコミュニケーションしているのか観察してみよう。

良さそうなところは学んで、良くないところは自分も気を付ける。

会話を録音して聞いてみる

スマホのレコーダーで友人や家族との会話をこっそり録音。それを後で聞いてみよう。実際のところ、自分の声や調子が想像しているものと違いすぎて、しっかりと聞くのは精神的にかなりきつい。

それでも聞いて現実を見つめて、意識的に改善していければよい。

話し方教室でレッスンを受講する

習い事として話し方教室がレッスンを提供している。ビジネスマナーや礼儀作法を兼ねた話し方教室と、声によりフォーカスを当てたボイトレ系話し方教室(音楽教室が行っていることが多い)の2種類あるが、後者がおすすめ。

結局のところ人はだれかに指摘してもらわないと分からなかったりするので、短期的にでも長期的にでも通うことをおすすめする。

ヒトはコミュニケーションが欠かせない生き物だし、話し方ひとつで人生が変わる。日常も、就活も、婚活にも全てに影響する。

そのための投資先として、本よりも明らかに優れている。

【総括】話し方は本で学んでいるばかりではいけない

話し方を改善したい、声や表情を良くしたい、そんな方は本を探しがちだが実際のところいくら本を読んだからって、新たな性格や技術が授かるわけではない。

本記事を参考に、今一度話し方との向き合い方を考えよう。

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