汐碇(しおいかり)さんは長崎出身のベーシスト。現在は東京を主な拠点として、ライブのサポートの他、同じくミュージシャンである石毛輝さんのバンド Yap!!!のベーシストとして活動している。
ブログでは日常の生活やライブレポート、ベース機材のレビューなどを掲載中。またTwitterでも積極的に情報を発信しているので要チェックだ。
サポート・レコーディングなどの依頼も受け付けているとのこと。
こんにちは、ベーシストの汐碇 真也(シオイカリ シンヤ)と申します。本名なのですが苗字がかなり難しいので下の名前で覚えて頂けますと嬉しいです(笑)
普段は主にYap!!!というバンドで活動しておりまして、そのほかにもライブサポート、レコーディング、個人レッスン、ブログ等なども行っております。
今回はありがたいことに『音マグ』さんから執筆依頼をお受けしまして、ベース初心者の方に向けての記事を書かせて頂けるとの事なのでこれからベースを始める方、どこから手を付けて良いかわからない方に向けて少しでも参考になれば幸いです。
今回のテーマはずばり!!!
『ベース初心者・未経験者が知るべき最初の1本目の選び方』
最初はまず楽器を購入することが第一歩。ベースの初心者さんが初めてベースを選ぶ時の色々なメーカーや種類があって迷いますよね!?
最初の記事はそんな皆さんの為に、どういうポイントを重視して最初の1本目のベースの選びをすれば良いかを解説したいと思います。
個人的に最初の1本目は始めるにあたって非常に重要だと思います!
なぜなら弾きにくい楽器だと無理に力が入ったり、間違ったフォームが身に付いたりと上達に大きな支障があるからです。
これから僕が初心者の方が選ぶ際に気を付けて欲しい所を何点か挙げてみます。
まずは見た目が大事でモチベーションに大きく関わってきます。自分が好きなカラーだったりタイプだったりを最初に把握しておくことが大事。
僕自身も最初のベースは赤色だったので現在も赤色のベースに目を奪われてしまいます。あとは好きなアーティストが使っているからとかでも良いと思いますよ。
ベース初心者には細めのネックをオススメしています、Fender社で言うとジャズベースタイプは比較的にネックが細めな傾向がありますので、指が短い方や女性の方はジャズベースタイプを選ぶと良いでしょう。
あとネックのフレット部分のバリの処理が甘かったりすると引っ掛かって演奏の妨げになります、安い価格帯の物はそのような部分が比較的多いので気をつけましょう。
ボディバランスとはストラップを付けて立った状態でネック側に下がったりしないかどうかです。
このバランスが悪いと左手に変な力が入ったりして手を痛めやすい状況に陥ります。なので極力左手を添えない状態で自然なフォームになるバランスが良いベースを探した方が良いでしょう。
あとサウンドバリエーションなのですが、現在の音楽シーンは色々なジャンルがありベース本体によってそれぞれへの向き不向きがあります。
ピックアップが一つ(フェンダーのプレシジョンベースなど)よりもジャズベースタイプの方が色々なジャンルに対応出来ることが多いので迷った際はこちらの方がオススメです。僕も始めはFender Japanのジャズベースを購入しました。
次に楽器の値段です。楽器のクオリティはある程度は値段に比例します。
やはり価格が1万円の物は作りがイマイチだったり、木材が弱くネックが反ったり、電気系統のノイズ処理が甘かったりします。なので最初は3〜6万円くらいの価格帯のベースが作りもしっかりしていて使っている木材も良い傾向にあるのでこちらをオススメします。
メーカーで言うとFender Japan、YAMAHA、Bacchusなど
最近はネット通販でお手頃価格で購入できるのですが、初めての方は楽器屋さんで購入した方が良いです。何故かと言われると初心者さんは何が良くて何がダメな物かが分からないからです。
予算だったり、好きなアーティストさんを伝えて店員さんとの距離を近ずけつつ運命の1本を探してみましょう。直接触ったり、実際に音を出してみる事でモデル、サウンドの違いを体感する事が出来るので今後のベース人生の勉強になると思いますよ。
あとはアフターケアですね!最初は調整や弦交換など分からない事が多いかと思うので、何か困ったら購入した楽器屋さんで対応してもらえると思うので心強いです。
エレキベースはアンプが無いと大きい音で出力する事が出来ません。なので最初は小さいアンプ、イヤホン等で聴けるヘッドホンアンプを購入した方が良いでしょう。
生音でも練習は出来るのですが自分が今どのくらいの強さでピッキングしているかどうかなどの細かいニュアンスはアンプで出力しないと分からないのです。上達の為にはこの辺のニュアンスの部分が非常に重要!なので僕はアンプで練習を行うことを推奨しております。
あとはチューナーやシールドなどの小物も必要だと思うので何が最低限必要かどうかは楽器屋さんに聞いてみて下さいね。
いかがでしたでしょうか?
楽器の演奏は最終的には本人の腕次第!腕があれば1万円のベースでも良い音を出す事が可能である。
しかし最初は良い音の概念が分かっていない事が多いので、ストレス無く弾きやすいベースを選んだ方が練習のモチベーションも続くと思います。楽器を始めたばかりはとにかく触ったりと練習量が大切です!
僕個人も最初に色で選んだようにビビッ!と来たら運命の1本かもしれない!
この記事が皆さんのお気に入りの1本を選ぶ際の手助けになれたら幸いです。
ではまた!
今回は現役バンドマン・ベーシストである汐碇さんより、初心者向けに初めてのベースの選び方を解説してもらいました。
汐碇さんもこの一歩一歩を着実に歩んで現在の腕前に達したというわけですね。ぜひ、楽器に興味のある方は本記事を参考に1本目を購入しましょう!
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