20歳よりプロ活動を開始、24歳でJAZZトリオでグランプリ(埼玉県知事賞)を獲得。
20代の頃からギター教則本を執筆、著書に「ギター・ソロが弾ける指と頭を作る本(リットーミュージック)」など。ギタースクールTSG主宰。
近年は作曲/編曲活動や、TVドラマ(逃げるは恥だが役に立つ,など)、ニュース番組BGM(news every,など)その他様々なギター録音に参加。自身のギター作品の発表も行っている。
活動詳細はオフィシャルHPでぜひチェックしてみてください。
「アドリブの 練習ってどんな事から始めれば良いの?」、、今までそんな相談をよく受けてきました。自分も「何をしたら良いかわからなくて困った」一人でした(笑)
最初は想像がつかないですよね、、!
そこで今回は「ギタリストがアドリブ演奏を学ぼう!とした時にまず初めに知っておくと良い、基本的な流れ」というコンセプトで、おおまかな流れを解説しようと思います!
気楽に、楽しんで読んでもらえれば幸いです!
正直、「バンドを組んでライブをしてみたい」「好きな曲を弾きたい」ということだけが目的であれば、アドリブをできるようになる必要は特別ありません。
テレビに出ているような有名なバンドのギタリストでも、皆がアドリブ演奏ができるわけではないのです。
「上手い人=アドリブ演奏ができる人」では全くありませんので誤解なきようご注意を♪
それではアドリブができると何が良いのか?得なのか?説明をすると、、
ブルース、ジャズ、ファンク、フュージョンなどのジャンルではアドリブ演奏の出来るプレイヤーが多いです。そういったジャンルに挑戦する、エッセンスを取り入れる場合はバンドメンバーからアドリブのスキルを求められることが多いです。
いわゆる「ジャムって曲を作る」(アーティストのインタビューなどでよく聞くセリフです(笑))事がある程度できるようになったり、その他 セッションイベントへの参加時にもアドリブのスキルが役に立つでしょう。
曲の最初から最後まできっちり覚えていないと演奏できない、となるとちょっと堅苦しくて面倒くさいですよね。アドリブでも演奏が出来るようになると、コード進行を元に自分なりに演奏できる曲が増えます。
アドリブでさらっとフレーズを弾けるのを見せつけてモテたい。楽しみたい。なんかかっこいい気がする!
大まかに言うと上の3つが当てはまることが多いです!!意外と3つ目は重要だったりする気がします(笑)
逆に上の3つに全く興味が無い場合はアドリブに挑戦する必要は無いかもしれません。アドリブが出来なくても、素晴らしい演奏家はたくさんいますよ!!
「スケールなんて覚えなくてもアドリブは出来ます!」「4つの音だけでアドリブは出来る」などの見出しをネット上で見かけるのですが、
正直「最低限の運指力、スケールの把握をしていないと、結局まともに弾けるようにはならないよね、、」というのが筆者の見解です。
基礎力が無さすぎる状態で始めても、結局長続きせず飽きてしまうというケースをたくさん見てきました。
特に運指力、、、左手の指が全く動かないのにアドリブの練習をするのは精神的に苦痛を感じる人が多いように思います。
最低でも「ペンタトニックスケール」の基本ポジションを覚えて、弾けるようにしておきましょう。
ペンタトニックを全く知らなかった、という方は「ペンタトニックスケール ギター」で検索すれば、ポジションの図や譜面、動画が目白押しに見つかりますので、チェックしてみると良いでしょう。
「ペンタトニックスケールをまともに弾けないのに、アドリブは上手」という人は正直私は見たことがありません。
ですのでここをクリアしていない方はアドリブ挑戦の前段階として、まずペンタトニックスケールを使ったフレーズで運指練習をしておくことをおすすめします。
「ペンタトニックフレーズ集」などの教則本や解説動画も多くありますので、見てみると良いかもしれませんね!
ギタリストの場合ほとんどの方がブルースの練習から始めます。
なぜか?それは単純に「ギタリストにとってブルースを練習するのが、アドリブの練習を始めるに当たって一番簡単でやりやすいから」でしょう。
簡単な事ってとっても大事です!!実際ジャズ、フュージョンの曲からアドリブに挑戦するのはかなり大変です。特別なこだわりがなければブルースの練習から始めて見てはどうでしょうか?
ブルースであれば使うポジションはペンタトニックスケールの1ポジション、覚えるコードは3つからスタートできます。
「ギタリストはアドリブの練習をブルースの練習から、ペンタトニックスケールを使って取り組む」と認識しておけばOKです!
ブルースの練習に少し慣れてきたら、できれば人と一緒に演奏してみましょう。
アドリブ演奏に慣れている、先輩のような人に練習に付き合ってもらえれば理想的なのですが、都合よくそういった人がいない場合は近場の「ジャムセッション」に行ってみると良いでしょう!
「ジャムセッションイベント」は昔と違って本当にたくさんの場所で行われるようになりました。
「何それ?ジャムセッション、、?なんか怖い、、」と思う人もいるでしょう。私も実際そうでした。。
始めてセッションに参加しようと試みた際は怖くなってドアの前まで行って帰ったほどです(汗)
というのも昔はセッションがどんなものか、情報が無さ過ぎたんですよね、、
今はネットで事前にどんなセッションか、お店の雰囲気なども調べられますし、SNSでセッションに誘い合う、という文化が発達したので本当に良い時代になりました(^^)
もちろんいきなり演奏に参加できたら最高ですが、心配なら始めは一度見学に行ってみると良いでしょう!
ジャムセッションイベントには大抵「ホスト」と呼ばれるセッションイベントを取り仕切っているメンバーがいますので、「最近アドリブの練習を始めて、今日は見学に来ました」と伝えれば良いでしょう。
混雑していなければ喜んで色々と教えてくれると思いますよ!(筆者自身もホストメンバーを務める時は初見の方が来てくれた時は新しい出会いとなるのでいつも嬉しいです)
参加者がどんなアドリブ演奏をしているか見て、色々と参考にしてみると良いと思います!その中で自分がもっと磨きたいスキルを考えていくと良いでしょう。
以上、「 ギタリストがアドリブ演奏を学ぼうとした時にまず初めに知っておくと良い、基本的な流れ 」を紹介しました。参考になれば幸いです!
いつかどこかで一緒にセッションができるのを楽しみにしています!!
現役のアーティスト・ギタリストである杉山先生に、ギタリストがアドリブ練習へ取り組む際に知っておくべきことをまとめて解説してもらいました。
本記事では技術的な面・音楽理論は触れていません。興味のある方はぜひ、近所のギター教室を訪れてみましょう!
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