【DTMブロガー天むすが解説】音楽経験がなくても大丈夫!DTMの始め方

音楽知識がなくても、楽器が弾けなくてもDTMで作曲などを行うことは可能です。DTMブログ運営者の天むすさんが、その最初のステップについて解説します。

記事の解説者:天むすさん

会社員として勤めながら「天むすの雑記ブログ」を運営する音楽ブロガー。もともとはミュージシャンを目指していたがその後サラリーマンに、そこからブログを開始した。

サカナクションからNujabes、ユーミンまで幅広い選曲の音楽レビューや、書評、ファッションなど多彩なジャンルの記事をブログに掲載している。

Twitterやサウンドクラウドでは、DTMで作成した楽曲などもこうかいされているので要チェック!

はじめに

DTMを始めようとすると「音楽知識がないからな〜」「楽器が弾けないし」などで二の足を踏む方も多いことかと思います。

しかしながら、音楽知識がなくても楽器が弾けなくてもDTMは始めることができるのです!!

かく言う自分もDTMを始めた頃は音楽知識もほとんどなく、楽器は学校で習った程度しか弾くことができない状態でした。

そんな人でもDTMを正しく活用することにより、楽曲を製作し世に発表することも可能にできます。

そんなDTMの無限大の可能性について説明していきたいと思います!!

DTMは音楽知識なしでも始められる

DTMは音楽知識がなくてもはじめることは確実に可能です!!

正確に言うと音楽の理論や知識が役に立つことは間違いないですが、それがなくても良い音楽をつくる挑戦権を得ることが可能なのがDTMなのです。

世界を見渡すと、楽譜も読めないDJがPCだけで年に数億を稼ぎだす曲を作るなんて例も珍しくはありません。

極端に言えば、市販のフリー使用可能なループ素材を組み合わせ自分のオリジナルトラックとするだけでも「曲を作った」と言えます。

実際HIP HOPなどでは、サンプリングと言われるそのような手法で作られた曲が、大ヒットすることも珍しくはありません。

また自身で歌うことができないとしても、初音ミクをはじめとするヴォーカロイドと言われる歌ってくれるソフトに歌うことを委ねることも可能です。

自身でピアノやギター、もっとマニアックならば三味線ができるなんて方は、それらをクリアな音で録音し、曲として成立するように編曲していくだけでオリジナル曲ができます。

コード進行がわからなくても、楽器が弾けなくても、譜面が読めなくても、DTMで使用するプラグインと呼ばれる多機能なソフトを使用することで、自分の苦手な部分もリカヴァリーすることができます。

DTMは正しいやり方で始めることで曲がうまく作れるようになる

さらに具体的には①身近に師匠を作る。⓶SNS等で信頼できる情報を発信する人のノウハウを真似する。⓷スクールに通ったり、教則本で学ぶ。などが揚げられます。

音楽知識がある方は、DTMが「1つの方法としての音楽制作の選択肢」となりますが、その知識がない方は手探りでの積み重ねとなります。

そんな時に信頼できる情報ややり方は、自身の成長に繋がりやすくなります。

個人的にはSNSでDTMをやっている人と交流を持ち、情報交換することなどが近年の新たな方法としてオススメであると言えます。

有益な情報を無料で得られるし、お互いに作った音楽を聞きあい感想を言い合って高め合うことも可能です。

DTMに必要なもの

DTMに必要なものは大まかに次の5点です

①DTMをやるための必要最低限のスペックをそろえたPC

IntelのCPUを搭載した、メモリが多く拡張できるPCがオススメです。出来ればSSDがあるとさらに良いです。

⓶DAW(デジダルオーデイオワークステーョン)

市販の物でもフリーの物でも、とにかく有名で使う人の多いものを選びましょう。個人的にはCUBASEとLogic Proが高性能でオススメです。

⓷入出力に必要なオーデイオインターフェイス

信頼できるメーカーの物を選びましょう。個人的にはRMEやApogeeがオススメです。

⓸モニタリングが可能なスピーカーかヘッドフォン

3万円前後位のスピーカーか1万円前後のヘッドフォンが入門編にはオススメです。YAMAHAのスピーカー、AKGのヘッドフォンがオススメです。

⓹MIDI入力に使用するMIDIキーボード

なくてもできますが、あると作業効率が飛躍的に高まるのがMIDIキーボードです。ソフトとの連携も良いNI社製のものなどもオススメです。

DTMに大切な心構え

DTMに大切な心構えは「音楽を作っていること」を常に意識することです。

DTMは所謂PCでの作業であるため、コピー&ペーストや他の人のMIDIデータなどを流用したりと、想像以上に音楽とかけ離れている部分もあります。

そのために音楽を作っているという事を忘れ、PCで作業をしているという感覚が強く出て来ることもあります。

そんな時に頭で考えることを遠ざけ、PCの操作で物事を決めたり音楽を完成させると、いつまでもいい曲を作ることができません。

またミックスという音を整える作業においては、視覚的に音楽をとらえることも可能なのでつい視覚でミックスをしてしまいがちですが、あくまでも自分の耳つまり「聴覚」や心で曲を判断しながら音楽を仕上げていくことが大切です。

とにもかくにも、音楽を作る意識を常に忘れないで作った曲こそが人々の心を動かす原動力となるのです。

その為には自身も音楽のファンであることが必要で、自分で曲を作る以上に他の人が作った音楽を聞いて学ぶことが必要です。

DTMの醍醐味は人に曲を聞いてもらうこと

DTMは「自分で曲の完成の形まで作り上げられる事が出来る」のが魅力であります。

そうやって完成した曲は是非多くの人に聞いて貰うようにしましょう。

対人でもインターネット上でも多くの人の感想をもらい、評価してもらうことが、自分の音楽を成長させるためにも必要です。

サブスク等で配信するには対価を払って玄人にミックス、マスタリングをお願いすることを強く勧めますが、SoundCloudやYouTubeであれば自分が完成したと思うタイミングでどんどん音源をアップロードしていきましょう。

そうやってアップした音源がきっかけで仕事の依頼が来たり、ファンがついて次の音源制作のモチベーションに繋がったりします。

またはInstagramやTwitterなどの動画アップ機能を使い、曲の一部のみをアップロードすることなども近年盛んに行われています。

とにかく自分の作った曲はフレッシュなうちに世に出し、多くの人に曲の意見を言ってもらうことが大切です。

あとがき

今回は自分がDTMを始めたころに聞きたかった意見やコツを説明してみました。

DTMはとにかく正しい情報を正確に得ることで、飛躍的に上達することが可能です。

逆に言うと、正しい情報に辿り着けないと、何年やっても曲は作れないし音楽制作の依頼なんて夢のまた夢となります。

そして最後にDTMをすることは「音楽を作ること」であることを常に忘れないで欲しいと思います。

自分の考えとしては真の音楽好きが、良いDTMerになれると信じています。

音マグ編集部より一言

天むすさんに、DTM初心者が知るべき知識をざっくりと解説してもらいました。DTMに必要なモノですが、初心者がいきなりすべてを揃えるのは大変なので、手元にあるノートパソコンへStudio Oneというむ無料のDAWをインストールするだけでも遊べますよ。

自身の演奏を録音などするわけではないのであれば、オーディオインターフェースも初めの頃は不要でしょう。とりあえず初めて見ることが大切なので、まずはその形で取り組んでみては?

関連記事
人気
カテゴリー
人気の記事

昨日の人気の記事

関連記事